「プレスガラス」とは、溶けたガラスを金型に流し込み、機械によってプレス成形されたガラス製品のことです。プレスガラスの技術がイギリスからやって来たのが明治時代初期。繊細な彫刻模様と、丈夫でどこかあたたかみのある「 プレスガラス」は、あまりガラス食器にふれていなかった当時の庶民に人気となりました。
プレスガラスならではの持ち味と、少しレトロな風合いにファンも多く、昭和時代のガラスウェアなどはアンティークとしても人気が高まっています。
![]() 主原料である珪砂(けいしゃ)、ソーダ灰、石灰石を ある決まった比率で混ぜ合わせます。 |
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![]() 調合し終わった原料を1500 度~1600 度の高温で 3~4 日かけて溶融、清澄します。 |
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![]() 溶融された高温のガラス原料を金型に流し込み、 プレス加工をして成形します。 |
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![]() 成形された製品に炎を当て、表面のツヤを出したら、 尖った部分を滑らかに仕上げる工程です。 |
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![]() 出来上がったガラス製品は急激に冷やすと 割れてしまうため、ゆっくり冷やしていきます。 |
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![]() 出来上がった製品は、すべて人間の目で 厳しいチェックがなされます。 微細なキズ、欠けも見逃しません。 不良品となったものは細かく砕かれ(カレット)、 再生ガラスとしてリサイクルされます。 |
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![]() 色加工/ 赤、青、緑、紫、金、銀の6色があり、 機械による吹き付けと手描きの 2種類の方法を使い分けます。 サンド加工/ ガラス製品特有の磨りガラスの表面を つくる加工です。細かい砂を吹き付けることにより、 美しい磨りガラス模様が作られます。 |
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![]() 完成品はひとつひとつ化粧箱に詰められ、 最終商品の姿になります。 倉庫に集められた商品は、そこから全国各地へ。 または海外向けは船便にて輸出されます。 |
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